待ちに待ったフリーマーケット!そのとき背中の痛みは消えていた。
この土曜。曇り空で不安はあったけれど、「まあなんとかなりそう」と準備をした。
”フリマ(フリーマーケット)”への出店は二度目。
家の中の断捨離もすすみ、出品するものも減ってきたが、新品同様の食器や本など、どなたか使っていただければこんなうれしいことはない。
手元にあったものが、もう一度生きかえると思うとワクワクする。
また、”フリマ”のあの、空気感がいい。
広々した公園で、これといったノルマに縛られることなく、訪れるひとをゆったりと待ちながらの空気感にはたとえようもない開放感がある。
きょうの”フリマ”は前回と同じ、沖縄中部にある海浜公園。
◎
午前8時。
少し晴れ間もみえ、気をもんだ空もようもなんとかなりそうでゴーサインが出た。
30分後、会場に着く。
午前9時開店。チラホラひとがみえ始めた。
この日は中学生のバトミントン大会など、イベントがいくつかあってひとの出入りは上々。
30分、1時間。ひとの流れはそこそこあったが、足を止めるひとはいるのに品物は動かない。
よく出店されているTさん。きょうは勢いがいまひとつ足りないという。閉店の正午までの2時間が勝負だ。
やがて時刻は11時。
曇り空はすっかり晴れ、木陰に陣を張ったにも関わらず、じっとりと汗ばむ。
たたき売りではないので呼び込みもできずどうしたものかと思っていたら、食器や調理器具、アクセサリーなど閉店まじかになってバタバタと動いた。
それでも品物の動きは鈍く、売り上げも初回の半分以下だった。
◎
帰路、売れゆきのよかった初回のことを思うと高揚感はいまひとつだったけれど、思うところは深かった。
半日を共に働いた娘も同様、来てよかったと。
たとえわずかでも、また使っていただけるという、それこそが私たちの求めていたものだから。
次回のことは分からないけれど、思いもよらない経験ができ、きっかけをくださったTさんには感謝のことばでいっぱいだ。
ところで肩甲骨はどうなったかというと、あさまでは痛みを感じていたものが、”フリマ”にいる間はまったく痛みを感じなかった。ふしぎだ。
「何もしないでじっとしていると、病気をつくる」。
あるとき年長の友人が、こんなことをいって私を感心させたことがあったけれど、今回はその友人のことばをそっくりいただいた。
ムリは慎まなければいけないけれど、ほどほどがよい。多少のことはあってしかるべきと。
この痛み。きょうもまた少し、楽になってゆくだろう。
◎
フリーマーケット風景。
出品の模様。
行きつけのカフェでいただいた本日のランチ。おからとトリ肉の
ハンバーグ。ひとに作っていただいたものは格別おいしい!
沖縄